僕はCDよりレコードの音が好きです。ただしLPレコードには欠点がありました。LPレコードの欠点はA面B面に分かれていることです。 レコード盤の外側は音も良く、劣化しづらいのですが、レコード盤の内側は音が割れやすく劣化が激しいように感じました。外側と内側は回転速度(33回転)が同じでも外側のほうが針と盤との送引測度が早くなるためと思われます。
例えば後半に魅力のある交響曲などは、その魅力のある部分の音が劣化しているのです。ベルリオーズの幻想交響曲は第5楽章の最後の部分がいつも音の劣化がありました。ベートーベンの第9も同様です。長い交響曲や協奏曲ではA面の最後になる第2楽章の音も劣化していました。
ビートルズの名盤「サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブバンド」の最後にあるジョンレノンの名曲「A Day In The Life」はB面の最後になるので、音の劣化をいつも心配していましたが、クラシックほどはそれが無いようでした。歌謡曲のベスト盤は有名なヒット曲がA面B面の初めと最後に録音されていることが多いので、肝心なヒット曲はいつも音が悪かったと記憶しています。CDはそのようなことがないですね。