小象のしっぽ(小象の会ブログ)

小象の会(NPO生活習慣病防止に取り組む市民と医療者の会)は一般市民の方と医療者が力を合わせ、生活習慣病に関する様々な情報発信を行っているNPOです。このブログでは、メンバーの趣味や創作など、日々の生活を彩る様々な事柄について気楽に掲載しています。

音楽評論家

現在ではたくさんのCDが発売されており、音楽の本に出ている作品はまず聴けないことがありません。CDの種類が多くなっていつも思うことは、音楽評論家の仕事が増えたと言うことです。おそらく僕が20代の頃と比べて数倍は仕事量が増えたのではないでしょうか。

若い頃の僕は音楽評論家というのは好きな音楽を聴いて仕事になるなんて、なんて楽な仕事なんだろうと考えていました。でも僕も大人になってからは、音楽評論家が大変な仕事であることが分かりました。例えば3時間くらいかかる歌劇をじっくり批評のために聴くのはとても大変な仕事だと思います。僕も音楽評論家を気取ってレコードの評論をノートに書いていたことがありました。しかし引っ越しの時にどこかにいってしまいました。

 当時の懐かしい音楽評論家の先生方には、村田武雄、野村光一、小林利之、志鳥栄八郎、岡俊雄などがおられました。村田武雄さんには実際にお会いしてトスカニーニについていろいろと質問をした覚えがあります。

 僕は学生の頃、1日にかなりのレコードを聴いていました。しかし聴きたくてもレコードの種類があまり無く、しかも高価なのでレコードもあまり買えませんでした。CDの時代になってからは、どんな曲でもCDが発売されており、経済的にも多くのCDが買えるようになりましたが、CDを聴く時間がほとんど取れなくなってしまいました。世の中はつねに上手くいかないものですね。 白井康則

レコード時代の思い出

 僕はCDよりレコードの音が好きです。ただしLPレコードには欠点がありました。LPレコードの欠点はA面B面に分かれていることです。 レコード盤の外側は音も良く、劣化しづらいのですが、レコード盤の内側は音が割れやすく劣化が激しいように感じました。外側と内側は回転速度(33回転)が同じでも外側のほうが針と盤との送引測度が早くなるためと思われます。
 例えば後半に魅力のある交響曲などは、その魅力のある部分の音が劣化しているのです。ベルリオーズの幻想交響曲は第5楽章の最後の部分がいつも音の劣化がありました。ベートーベンの第9も同様です。長い交響曲や協奏曲ではA面の最後になる第2楽章の音も劣化していました。
 ビートルズの名盤「サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブバンド」の最後にあるジョンレノンの名曲「
A Day In The Life」はB面の最後になるので、音の劣化をいつも心配していましたが、クラシックほどはそれが無いようでした。歌謡曲のベスト盤は有名なヒット曲がA面B面の初めと最後に録音されていることが多いので、肝心なヒット曲はいつも音が悪かったと記憶しています。CDはそのようなことがないですね。

ビートルズ再認識~NO.5~エンディング

<エンディング>

よくテレビなどで「あなたの最も好きな曲は何ですか」と言うアンケートをとることがあります。ベスト50を集計すると必ず入っている常連のアーチストがいます。不思議なことにビートルズの曲はベスト50に1曲も入っていないことがあります。ビートルズと同時代のアーチストは何人か入っていますので年齢層の問題ではありません。それに、ビートルズは若い人にもファンが多いはずです。おそらく投票した人達は知らず知らずのうちにビートルズの曲をヒットパレードとは別格に見てしまっているのだと思います。僕も投票をしたら、おそらくビートルズの曲は入れないかもしれません。「ホテル・カリフォルニア」「明日にかける橋」「青い影」「素直になれなくて」「ボヘミアン・ラプソディー」などを選びそうです。もし人生を変えた曲を選ぶとしたら間違いなくビートルズの曲を選ぶでしょう。

白井康則

ギャラリー
  • オペレッタ『こうもり』①
  • フードロスを防ごう
  • 千葉市の受動喫煙防止条例
  • 新型コロナウイルスに負けないために
メンバーリスト