小象のしっぽ(小象の会ブログ)

小象の会(NPO生活習慣病防止に取り組む市民と医療者の会)は一般市民の方と医療者が力を合わせ、生活習慣病に関する様々な情報発信を行っているNPOです。このブログでは、メンバーの趣味や創作など、日々の生活を彩る様々な事柄について気楽に掲載しています。

白井康則

歌手の全盛期~本当の魅力~ フィナーレ

 井上揚水といえばテレビに出ない歌手として有名でした。その後、「少年時代」などのヒット曲でお茶の間でも人気になりました。しかし彼がテレビに出ない頃に出した名アルバム「氷の世界」「二色の独楽」「もどり道」などはいつまでも輝き続けています。これこそ本当の揚水といえます。

 伝説のオペラ歌手であるマリア・カラスは歌劇のレコードが名演ばかりですが、1960年になるとファルセットが不自然に聴こえてしまいます。ただし、これはあくまでも僕の感想です。1964年にプレートルの指揮で歌った「カルメン」のレコードは最高の歌唱とされていますが、やはりファルセットが極端で不自然に思えます。やはり1950年代までのカラスに魅力を感じます。

 歌手を評価するのはやはり初期の最も優れていた頃の作品を聴いてみないと本当の評価は出来ないと思います。それにしてもあの美空ひばりさんは全てが全盛期で「東京キッド」から「川の流れのように」まで全然変わらないのはなぜでしょうか。

 白井康則

歌手の全盛期~本当の魅力~NO.3 弘田三枝子

弘田三枝子

 弘田三枝子さんのエピソードとしては「人形の家」でイメージチェンジをしたことでしょう。たしか「ミコのカロリーブック」とかいうダイエットの本を出版してかなり売れたと記憶しています。

彼女のイメージとしては「人形の家」「ロダンの肖像」などの一連のヒット曲ですが、彼女の本当の魅力はデビュー当時の日本人離れした圧倒的な歌唱力にあります。「ヴァケーション」「子供じゃないの」「はじめての恋人」など素晴らしかったです。

当時の音楽雑誌「ミュージックライフ」の人気投票では、女性歌手部門で彼女がダントツの一位を独走していました。それも二位の歌手を圧倒的に引き離しており、いつも弘田三枝子さんが一位で二位以下の歌手はよく入れ替わったと記憶しています。やはり彼女の魅力はパンチのきいた日本人離れした圧倒的な歌唱力にあり、リズム&ブルースやジャズもかなり歌っていました。当時アメリカにあこがれた若者には弘田三枝子さんの歌唱はかなり衝撃的でした。

 白井康則


歌手の全盛期~本当の魅力~NO.2 ジョン・レノン

ジョン・レノン

 彼のイメージはなんと言っても世界平和を歌ったパフォーマンスで、曲としては「イマジン」が代表曲として取り上げられることが多いと思います。しかし彼の魅力はやはりビートルズ時代の楽曲で、それも1966年以前でしょう。ビートルズはやはりジョン・レノンが最も影響力があった人物だと思います。1966年以前にジョンが作った曲はビートルズの一番の魅力だと思っています。「アスク・ミー・ホワイ」「プリーズ・プリーズ・ミー」「アイル・ビー・バック」「ノー・リプライ」「恋に落ちたら」「イン・マイ・ライフ」などたくさんあります。ジョンは1966年頃からライヴに魅力を感じなくなったのか、演奏を間違えたりあまり熱が入っていないことが多くありました。特に1966年の日本公演は最悪でした。1965年以前のビートルズのライヴは本当に素晴らしいものです。この頃の名曲は「イマジン」の比ではありません。それにビートルズ初期の名曲をハンブルグ時代から作っていたことは驚くべきことです。(もちろんポールもスゴイ)

白井康則

歌手の全盛期~本当の魅力~NO.1 エルビス・プレスリー

エルビス・プレスリー

 彼のイメージは1970年頃にカムバックしたあのキンキラな衣装でバックに大勢のミュージシャンを従えた姿でしょう。そんなステージを映した「エルビス オン ステージ」という映画も有名でした。でも彼の本当の魅力は1950年代後半のスコティームーアやビルブラックをバックに配し、ギターを抱えブレザーを着流したあのスタイルです。

あの頃の歌唱は本当に素晴らしく、日本の歌手はほとんど彼のスタイルをコピーしていました。「冷たくしないで」「ハートブレイクホテル」「ハウンドドック」「監獄ロック」「好きにならずにいられない」など名曲がいっぱいありました。

 白井康則

歌手の全盛期~本当の魅力~ イントロダクション

著明人にはそれぞれ特有のイメージがついています。たとえば長島監督といえば現役選手を引退するときのあの場面がいつもフィルムに出てきて、これがなんとなく長島さんのイメージになっています。しかし本当の長島さんの魅力は広岡と三遊間を守っていたあの頃の打撃や守備にあると思います。僕は青春時代プロレスファンだったのですが、オールドファンには懐かしいデストロイヤーというレスラーは、ジャイアント馬場さんとの試合がイメージとして取り上げられることが多く、晩年に娯楽TVに出演したりしていました。しかし、本当のデストロイヤーの魅力はWWA世界チャンピオンを争っていた頃でしょう。力道山との試合は過去の名勝負のひとつで、リングで超大物レスラーのキラーコワルスキーを罵倒した場面は演出とはいえ興奮したものです。

 歌手の中でも本当の魅力とは異なったイメージがついていることが多いものです。そんな歌手を数人取り上げて全盛期を考えてみます。そして本当の魅力を再認識できたら幸いです。次号に続きます。

 白井康則

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