SPレコードは録音時間が極めて短いので歌劇の全曲盤は何枚もレコード版が必要で、厚い百科事典の様になっていました。ここに紹介する「テレフンケンのオペラシリーズ」はかなり珍しいものです。
演奏が2~3時間もかかる歌劇の全曲がSPレコード1枚に凝縮して入っているのです。しかも現代のCDによるハイライト盤の様に劇中の有名な曲を順に羅列するというパターンでなく、劇中の曲をアレンジしてそれらの曲をつなげて全体でひとつの曲になっているのです。CDの時代では考えられないです。
「魔弾の射手」「マルタ」「リゴレット」などいろいろと出ていました。
NO.3に続きます。 白井康則