小象のしっぽ(小象の会ブログ)

小象の会(NPO生活習慣病防止に取り組む市民と医療者の会)は一般市民の方と医療者が力を合わせ、生活習慣病に関する様々な情報発信を行っているNPOです。このブログでは、メンバーの趣味や創作など、日々の生活を彩る様々な事柄について気楽に掲載しています。

2020年05月

新型コロナウイルス感染症と生活習慣病

新型コロナウイルス感染症(COVID19)は、日本ではほぼコントロールされ、緊急事態宣言も解除され、徐々に明るい気持ち得お取り戻しておられる方が多くなっているのではと思います。もちろんまだまだ経済的に苦境に立たされている方は多いですよね。そして病院も、コロナ感染症による医療崩壊は食い止められたものの、経営は大変苦しくなりどの病院も大変な赤字を抱えることになってしまいました…
もともと国の方針で在院日数制限や診療報酬のパック化(DPC:診断群分類包括支払い方式)で、とにかくベッドを満床にして、早く退院してもらい自転車操業のような経営を強いられてきたのですから…


それはさておき、新型コロナウイルス感染症の恐ろしさは、急激に重症化することですね。
朝まで症状はあるものの普通に会話できていた患者さんが、夕方にはICUで人工呼吸器につながれているというようなお話をよく聞きました。なぜそんなことが起こるのか、だんだん研究が進みその原因の一部分がわかってきたようです。

肺や消化管、腎臓や心臓の血管の壁にあるACE2というレセプターにこの新型コロナウイルスがくっつくと、そこで強い炎症が起こります。それをきっかけに血液を固めるシステムが動き始め、血管内血栓が作られます。これが曲者で、血液の流れが滞り、その先の臓器の働きを著しく悪化させます。さらにサイトカインストームといって、本来ならウイルスの攻撃から自分を守るための免疫システムが過剰に働き自分自身をも攻撃、さらに激しい炎症が起こり血栓症も急速に進行します。そのため一気に重症化するという事態が起こるというのです。これはまだ仮説であり、これがすべてではないかもしれませんが十分納得できるアイデアです。

しかし、血栓で血管が詰まるというと、どこかで聞いたような気がしませんか?そうです、生活習慣病である高血圧症や糖尿病の合併症ですね。生活習慣病ではゆっくりと時間をかけて血管の壁が傷つき、そこに血栓が形成され、やがて脳梗塞や心筋梗塞と言った血管の詰まりが発生してきます。知らず知らずに重篤な新型コロナウイルス感染症と同じことが進行しているのです。生活習慣病がサイレントキラーと呼ばれる所以です。ちょっとこわいですね。また、高血圧症や糖尿病をお持ちの患者さんが新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすいというのもうなづけます。
自粛で閉じこもっていると、運動不足や間食の増加で体重が増えてしまった方も多いかもしれませんね。社会の活動レベルが徐々に回復しているこの時期、生活習慣の見直しをして体調を整え、第2波、第3波に備えましょう!

フードロスを防ごう

新型コロナ感染症による自粛が続いています。通常なら飲食店などで消費されるはずだった食材が、行き場を失い、このままでは廃棄せざるを得ない状況になっています。手塩にかけて育てた野菜、お肉、魚介類、捨ててしまうなんてもったいないし、生産者にとっては死活問題。そのため、何とか活路を開こうとネットによる販売の試みがあちこちで行われています。

千葉県で生産されているジャンボ野菜、大江戸スカッシュ(ズッキーニ)と江戸菜(小松菜)もそんな野菜のひとつ。飲食店や給食で使われていたのだそうです。豊洲市場ドットコムでフードロス削減として販売されていました。それが本日届きました。ズッキーニは1個で、小松菜は一束でそれぞれ1kg、見たこともない巨大さ!これらの野菜が畑で育っているところを想像すると、驚嘆すべき光景ではないですか?それが廃棄されるなんて!というわけで、明日からじゃんじゃん料理に使いたいと思います。
ジャンボ野菜すごい大きさだにゃー
ギャラリー
  • オペレッタ『こうもり』①
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  • 千葉市の受動喫煙防止条例
  • 新型コロナウイルスに負けないために
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