SPレコードの残念なところは録音時間が短いことです。1枚の録音時間は片面で3~4分くらいでしょうか。あくまでも僕の記憶ですがベートーヴェンの「運命」は4枚組、「第9」は9枚組、歌劇「椿姫」は確か16~17枚組だったと思います。
 そのため小曲などは1枚に収めるために演奏のテンポが速めになっていると思われるレコードもありました。メンゲルベルク指揮の「詩人と農夫」序曲はおそらくそのために演奏が速くなっていると思われました。もし僕の考え通りだとしたら無理に1枚に収めないで欲しいですよね。これも僕の感想ですが、録音性能のためにオーケストラやピアノ曲はあまり良くありません。それ以外の曲が向いており、特にヴァイオリンの小品や歌曲に魅力を感じます。この点は最初に紹介した「ヴァイオリンの名演奏家達」というCDを企画した人も僕と同じ意見と思われました。