2020年05月31日

新型コロナウイルス感染症と生活習慣病

新型コロナウイルス感染症(COVID19)は、日本ではほぼコントロールされ、緊急事態宣言も解除され、徐々に明るい気持ち得お取り戻しておられる方が多くなっているのではと思います。もちろんまだまだ経済的に苦境に立たされている方は多いですよね。そして病院も、コロナ感染症による医療崩壊は食い止められたものの、経営は大変苦しくなりどの病院も大変な赤字を抱えることになってしまいました…
もともと国の方針で在院日数制限や診療報酬のパック化(DPC:診断群分類包括支払い方式)で、とにかくベッドを満床にして、早く退院してもらい自転車操業のような経営を強いられてきたのですから…


それはさておき、新型コロナウイルス感染症の恐ろしさは、急激に重症化することですね。
朝まで症状はあるものの普通に会話できていた患者さんが、夕方にはICUで人工呼吸器につながれているというようなお話をよく聞きました。なぜそんなことが起こるのか、だんだん研究が進みその原因の一部分がわかってきたようです。

肺や消化管、腎臓や心臓の血管の壁にあるACE2というレセプターにこの新型コロナウイルスがくっつくと、そこで強い炎症が起こります。それをきっかけに血液を固めるシステムが動き始め、血管内血栓が作られます。これが曲者で、血液の流れが滞り、その先の臓器の働きを著しく悪化させます。さらにサイトカインストームといって、本来ならウイルスの攻撃から自分を守るための免疫システムが過剰に働き自分自身をも攻撃、さらに激しい炎症が起こり血栓症も急速に進行します。そのため一気に重症化するという事態が起こるというのです。これはまだ仮説であり、これがすべてではないかもしれませんが十分納得できるアイデアです。

しかし、血栓で血管が詰まるというと、どこかで聞いたような気がしませんか?そうです、生活習慣病である高血圧症や糖尿病の合併症ですね。生活習慣病ではゆっくりと時間をかけて血管の壁が傷つき、そこに血栓が形成され、やがて脳梗塞や心筋梗塞と言った血管の詰まりが発生してきます。知らず知らずに重篤な新型コロナウイルス感染症と同じことが進行しているのです。生活習慣病がサイレントキラーと呼ばれる所以です。ちょっとこわいですね。また、高血圧症や糖尿病をお持ちの患者さんが新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすいというのもうなづけます。
自粛で閉じこもっていると、運動不足や間食の増加で体重が増えてしまった方も多いかもしれませんね。社会の活動レベルが徐々に回復しているこの時期、生活習慣の見直しをして体調を整え、第2波、第3波に備えましょう!


2020年05月19日

フードロスを防ごう

新型コロナ感染症による自粛が続いています。通常なら飲食店などで消費されるはずだった食材が、行き場を失い、このままでは廃棄せざるを得ない状況になっています。手塩にかけて育てた野菜、お肉、魚介類、捨ててしまうなんてもったいないし、生産者にとっては死活問題。そのため、何とか活路を開こうとネットによる販売の試みがあちこちで行われています。

千葉県で生産されているジャンボ野菜、大江戸スカッシュ(ズッキーニ)と江戸菜(小松菜)もそんな野菜のひとつ。飲食店や給食で使われていたのだそうです。豊洲市場ドットコムでフードロス削減として販売されていました。それが本日届きました。ズッキーニは1個で、小松菜は一束でそれぞれ1kg、見たこともない巨大さ!これらの野菜が畑で育っているところを想像すると、驚嘆すべき光景ではないですか?それが廃棄されるなんて!というわけで、明日からじゃんじゃん料理に使いたいと思います。
ジャンボ野菜すごい大きさだにゃー


kozounokaiblog at 21:11|PermalinkComments(0)

2020年03月28日

千葉市の受動喫煙防止条例

今年4月から千葉市の罰則付きの受動喫煙防止条例が施行されます。罰則付きなのは神奈川県、兵庫県、東京都に次ぐ4例目で、市町村としては初めてだそうです。(千葉市、なかなかいい仕事してますね)
この条例では、従業員がいる飲食店では客席面積にかかわらず原則室内禁煙ということで、千葉市の熊谷市長は『お客さんだけでなく従業員も守らなくてはいけませんから…』とコメントしています。
このタバコの中には電子タバコも含まれており、医療機関や学校、子供たちが利用する施設などでは、屋内は全面禁煙、屋外でもきちんと区別された喫煙場所を設定する必要があります。
ホテルや飲食店、商業施設などでは屋内に喫煙場所を設置することはできますが、これまでのような仕切っただけというのはだめで、煙が絶対漏れないような『たばこの煙の流出を防止するための技術的基準」を満たした喫煙室』でなければだめになります。
既存の施設で小さな飲食店などでは経過処置が認められるとのことですが、それでも、市に届け出をして喫煙場所をしっかり区切ったり、入り口に20歳未満入店不可、喫煙できる店であることの表示をしなくてはいけません。注意されても改めないと罰金が科せられます。対策をするための助成金も出るよう
なので、なんとか頑張っていただきたいです。

タバコを吸う人、従来の居酒屋さんなどから見れば腹立たしいかもしれませんが、健康を害するとわかっている煙をいやいや吸い込まなくてはならないという機会が減るのはうれしいことです。頑張れ千葉市!

今大問題のコロナウイルスによる肺炎も、喫煙者では重症化しやすいと言われており、コロナだけでなく、様々な病気の増悪因子、危険因子としてたばこの害は確実に認められています。自分だけでなく家族や友人のためにも、この際真剣に禁煙を考えてほしいですね

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kozounokaiblog at 10:12|PermalinkComments(1)生活習慣病 | タバコの害